読みもの名前が変わった塔

コラム

名前が変わった塔

名古屋は「未来」へ。京都には企業の名が付いた。

中部電力 MIRAI TOWERを描いた絵
中部電力 MIRAI TOWER
中部電力 MIRAI TOWER100 m全高 180 m
ニデック京都タワー100 m全高 131 m
全高を同じ縮尺で、地面をそろえて並べた。赤い線は展望フロアの案内値。横に送ると、ほかの塔も見られる →この並びをくらべる →

名古屋テレビ塔を探すと、中部電力 MIRAI TOWERが出てきます。京都タワーを探すと、ニデック京都タワーが出てきます。

同じ塔に、新しい呼称が付きました。

呼称と、新しい呼称の使用開始日
それまでの呼称新しい呼称使用開始
名古屋テレビ塔中部電力 MIRAI TOWER2021年5月1日
京都タワーニデック京都タワー2024年4月1日

「テレビ」から「未来」へ

名古屋テレビ塔は、中部電力に命名権を付与しました。新名称を使い始めた2021年5月1日は、中部電力の創立記念日でもあります。名古屋テレビ塔の発表

MIRAI TOWERという言葉は、この契約で突然現れたものではありません。中部電力の発表によると、塔のリニューアル時に掲げられた名前を受け継いだものです。地域の塔と、その地域の企業が、未来という名前を共有することになりました。中部電力の発表

以前の名前には用途が入っていました。新しい名前には時間の向きが入っています。同じ塔を見るときの言葉が、「テレビ」から「未来」へ移りました。

京都の名は残る

京都タワーは、ニデックとの命名権契約によって2024年4月1日からニデック京都タワーとして営業を始めました。両者にとって初めての命名権契約だったと、ニデックは発表しています。ニデックの発表

ただし、京都タワーに関係する名前が全部変わったわけではありません。発表では、京都タワービルやKYOTO TOWER SANDOなどは契約の対象から除かれています。塔の呼称と、足元の建物や商業施設の名前は別に扱われました。京都タワーの発表資料

新しい名札が付いても、「京都タワー」という言葉はその中に残りました。

古い名前で探してもいい

名古屋テレビ塔を思い出したら、中部電力 MIRAI TOWERへ。京都タワーを探したら、ニデック京都タワーへ。以前の名前から、いまの塔へ行けます。

塔の形を覚えていることと、名前を覚えていること。そのどちらからでも、また見に行けるといいですね。

出典

2026-09-09