| 種別 | |
|---|---|
| 展望台の地上高 | 450 m(天望デッキ350m・天望回廊450m) |
| 建造物の全高 | 634 m |
| 開業 | 2012年 |
| 料金 | 1,800円〜3,600円(日ごとの変動制・WEB購入。窓口は一律500円高い) |
| 営業時間 | 平日10:00-22:00/土日9:00-22:00(最終入場は閉場の1時間前) |
| 最寄り | とうきょうスカイツリー駅・押上駅 直結 |
| 公式 | https://www.tokyo-skytree.jp/ |
| 出典 | https://www.tokyo-skytree.jp/ticket/ |
東京スカイツリーで人が立てるのは、地上三五〇メートルの「天望デッキ」と、四四五メートルから四五〇メートルへ上がっていく「天望回廊」の二か所。六三四という数字は、その上のゲイン塔の先端までを含めた高さで、人は行けない。ここが数えているのは四五〇メートルのほうだ。
天望デッキは三層になっている。フロア三四〇、三四五、三五〇。公式が地上高を数字で書いているのは、いちばん上のフロア三五〇についてだけで、「地上350メートル。東京の絶景と出会う特別なフロア」とある。
その上が天望回廊で、公式はこう書く。「天望回廊は、高さ445mから450mにかけて設けられた、東京スカイツリーでは最も高い展望台です。」入口が四四五メートル、いちばん奥が四五〇メートル。平らな床ではなく、緩やかに上がっていく坂だ。
同じ頁に「451.2mの最高到達点に設けた演出空間」という一行がある。人が立てる床のいちばん上は、正確には四五一・二メートルということになる。ここは公式が展望台として書いている四五〇メートルを採った。
天望回廊は別料金で、しかも単体では買えない。公式の券種案内にはこうある。「天望デッキチケットをお持ちのお客様のみご購入いただけます。」
三五〇メートルまで上がって、そこで初めて四五〇メートルの券を買う。この塔の上のほうは、一段目を踏んだ人にしか売られていない。
天望デッキが大人一八〇〇円、天望回廊がさらに一四〇〇円、はじめから両方のセットなら三〇〇〇円。ただしこの金額は固定ではない。公式は来場日ごとに価格が変わる仕組みを採っていて、この頁の数字は取得日に表示されていた基準額でしかない。
公式の諸元に書かれているのは「最高高さ634m」の一行だけで、塔体とゲイン塔がそれぞれ何メートルかは書かれていない。
ただし落雷観測の頁に、こういう記述がある。「タワーの高さ497m地点(ゲイン塔の根元)に……ロゴスキーコイルと呼ばれる測定器を設置して」。四九七メートルまでが塔体で、そこから上の一三七メートルがゲイン塔、と読める。公式がそう分けて書いているわけではないので、ここでは推し量りとして書いておく。
六三四という数字の由来については、公式が正面から書いている。「「634=むさし」の響きは日本人にとってなじみ深い言葉であるだけでなく、旧国名のひとつで、東京・埼玉・神奈川の一部を含む大規模な地域を指す武蔵国を連想させます。」
高さが先にあって語呂が付いたのではなく、語呂に高さを合わせている。塔の高さの決め方として、これは珍しい。
塔の真ん中には、直径八メートル、高さ三七五メートルのコンクリートの筒が立っている。心柱と呼ばれている。
公式の構造説明はこうだ。「中央部に設けた鉄筋コンクリート造の円筒(=心柱)と外周部の鉄骨造の塔体を構造的に分離し、中央部の心柱上部を『重り』として機能させた、新しい制振システムを用いています。」
名前の由来も書かれている。「日本の伝統的な塔である『五重塔』は、これまでに地震による倒壊例がなく、その秘密は、同じく建物中央の柱=心柱にあると推察されています。この古人の知恵に深く敬意を表し、五重塔になぞらえて、『心柱制振』と名付けました。」
着工が二〇〇八年七月十四日、竣工が二〇一二年二月二十九日、開業が同年五月二十二日。設計・監理は日建設計、施工は大林組、事業主体は東武タワースカイツリー。
公式の年表に、休業の記録が二行ある。「2020年3月1日 新型コロナウイルス感染症拡大における緊急事態宣言により臨時休業(~5月31日)」「2021年4月25日 新型コロナウイルス感染症拡大における緊急事態宣言により2回目の臨時休業(~5月31日)」
一度目が三か月、二度目が五週間ほど。日本でいちばん高い床が、二〇二〇年の春には閉じていた。
ここが閉じている塔を外さないのは、閉じることが例外ではないからだ。年表に自分で書き残している塔は、そう多くない。
公式の年表は「2011 11月17日 東京スカイツリーが「世界一高いタワー」としてギネス世界記録™に認定」と書いている。開業の半年前、まだ建物が完成していない時期だ。
いっぽうギネス世界記録の側は、部門名を Tallest tower とし、達成日を February 2012 としている。完成月に合わせた表記だと思われるが、なぜ二つの日付があるのかを説明した文章は見つからなかった。
ここは、どちらかを正しいとは書かない。二つあることだけを書いておく。
行って見た記録ではなく、公式・自治体の案内に載っている記載を写したもの。
| 遠くに見えるもの | 関東平野。晴れた日 |
|---|---|
| 展望フロアの向き | 天望デッキが三四〇・三四五・三五〇メートルの三フロア、天望回廊が四四五から四五〇メートル。最高到達点はソラカラポイントの四五一・二メートル。いずれも屋内 |
出典 https://www.tokyo-skytree.jp/floor/tembodeck_350/(2026-08-23取得)
高さと地球の丸みだけで出した、見晴らしの上限。建物や山にさえぎられる分は入っていないし、天気も考えていない。「よく晴れて、何もさえぎるものが無ければ、ここまで」という数字だと思ってほしい。
| 富士山まで | 105 km さえぎるものが無ければ、計算上は届く(富士山は3776 m あるので、向こうからも219 km 先まで見えている計算になる) |
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相手のてっぺんが地球の丸みの上に出るか、だけを見ている。間に建物や山があれば見えない。近いものから。右の数字は相手のてっぺんの高さ。
ほかに25か所。いちばん遠いのは犬吠埼灯台(96 km)。
計算式 地平線までの距離 = 3.57 × √高さ(m) 地球を半径6371 kmの球とした幾何計算。大気の屈折はみていない(実際は約7%のびる)。
地面そのものの標高は持っていないので、海面から測ったものとして計算している。高台に建っている場所は、実際にはもう少し遠くまで届く。公式の発表ではなく、ここで計算した値。
この場所の緯度経度と、人が立てる高さから計算した。高いところでは地平線が下に見えるぶん、地上より少し遅く沈む。天気も、まわりの建物や山も入っていない。「晴れて、西がひらけていれば」の時刻。
一年でいちばん遅い日没は6月29日ごろの 19:04、いちばん早いのは12月6日ごろの 16:30。開いている時間は上の表で。
計算 太陽の位置は NOAA の一般式(誤差は一分ほど)。高さの補正は 眼高差 ≒ 1.76′×√高さ(m)。時刻は日本標準時、この頁を開いた日の日付で計算している。公式の発表ではなく、ここで計算した値。
都県では区切らない。この塔からの直線距離で並べてある。
同じ系譜に置いた塔。何でつながっているかが違うので、軸ごとに分けてある。
いちばん上の床は450m。これより上はない。この図鑑でいちばん高い床。すぐ下は函館山山頂展望台の334m(−116m)。登れる高さがわかっている五十六基のうち、第一位。
← → キーでも隣の塔へ動けます。